足りない謙虚さ〜J2第3節徳島vs札幌

試合開始直前にスタジアム入り。開幕戦に比べ、日差しはあるものの気温が低く、風も冷たい。駐車場もかなり空いていて、観客も少なそう。J's Goalのプレビューや徳島新聞の事前情報はこちら。

徳島のスターターはGK島津、DF青葉、河野、西河、サンウ、MF丹羽、ダ・シルバ、小山、片岡、FW大島、羽地。注目の新外国人選手ダ・シルバがホームゲーム初登場ということで、期待は高まる。試合開始直後から、徳島はパスミスが目立ち、ボールを落ち着けることができない。注目していたダ・シルバの動きも周りとフィットせず、開幕で見せたような中盤のプレスも機能しない。一方の札幌は、新外国人ダヴィに素早くボールを当ててからの展開でチャンスを作り、サイドMFの西谷、藤田とともに攻撃を組み立てる。ダヴィの体躯を生かしたポストプレーと素早い反転から前半何度かカウンターから決定的なチャンスを与えてしまうが、島津の好セーブでしのぎ、前半は0-0で終了。
ハーフタイム、FW大島に代えて、もう1人の外国人選手クレベルソンを投入してきた徳島だったが、彼もまだまだフィットしていないのか、前半よりもさらに攻撃の鋭さが後退した印象。そして61分、左サイドのサンウが藤田の突破を許し、クロスに飛び込んだダヴィに決められ札幌が先制する。そして65分にはカウンター気味に右サイドを西谷に破られ、右サイドでフリーになった藤田がゴールを決め、あっという間に2失点。ダ・シルバを挽地に代え、その後前がかりになった徳島はセットプレーのチャンスを何度か掴むもののゴールは上げられず、逆にセットプレー後のサンウのミスを西谷に奪われ、そのままゴールを決められ万事休す。クレベルソンを左MFに配置し、片岡をFWに上げるも機能せず。まんまと札幌の術中にはまったかたちで今シーズン初黒星を喫してしまった。
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見ての通りの完敗。本来徳島が目指そうとしている、素早くボールを前に運ぶサッカーを見事に札幌にやられてしまった形。札幌の守備力は選手の判断を遅らせ、相手守備陣の読みにパスをことごとくカットされ、FW羽地は相手DF曽田らに仕事をさせてもらえず。両外国人も期待はずれに終わり、今まで無難に左SBをこなしてきたサンウは大きなミスを犯してしまった。今まで調子よく来ていたことで謙虚さが足りなかったのではないか。次節は中3日で京都、そして鳥栖とアウェイが続く。かなり不安になってきましたよ。