幸運〜J2第5節徳島vs岐阜

花冷えの予報だったけれど日差しがしっかりと差す3月最終日曜日、ともに水曜日のゲームをこなしてのJ2第5節は、昨年昇格一年目にもかかわらずやられまくってしまったFC岐阜との対戦。プレビューなどはこちら。

スターターはGK上野、DF麦田、ペ、三木、筑城、MF米田、倉貫、六車、徳重、FW羽地、ファビオ。六車が今期初先発。初めて見る岐阜だったけれど、攻撃が鋭い。FW片桐を中心に小気味よくパスをつないでシュートまで持っていく力は徳島よりもかなり上な感じ。一方前半風下の徳島は右SHの六車をターゲットにロングボールを入れ、DFの裏をつく。そして30分、DFのクリアボールをファビオが奪ってペナルティエリアに進入したところを岐阜GKのファウルを誘い、PKを獲得。これを徳重が決め先制。その直後にまたしてもロングボールを羽地が競ったところに出てきたGKがエリア外でハンドリングの反則。これで2枚目のイエローとなり、前半のうちにGK退場、岐阜は10人での戦いを強いられることに。そして42分、右サイドの麦田からのクロスボールを岐阜GKが味方DFと交錯してファンブル。これを羽地が右足で押し込み、前半2-0。まるで去年までの徳島を見ているようなw
後半に入ると、10人の岐阜が攻勢をしかける。徳島は数的優位に立ちながらも相手の運動量と出足の鋭さに押され、攻撃を組み立てることが出来ない。65分羽地に代えて菅原、69分にはミスの多かった六車に代えて石田を投入し、打開を図ろうとする。そして75分、徳重のCKにドンぴしゃのタイミングで菅原が飛び込み、待望の追加点。しかし相変わらず流れは岐阜。79分には中央を片桐に崩され、DFの裏への浮き球のパスを高木に蹴り込まれ失点。直後に麦田に代えて三田を投入し、岐阜の反撃を抑えて試合終了。岐阜はすばらしいチームだった。なぜスポンサーが付かないのか不思議。
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元々よく走る岐阜が10人になってさらに鋭さを増したことで、徳島はすっかり受けに回ってしまったのが苦戦の原因か。監督もインタビューで答えているけれど、数的優位を生かしてきっちりと勝ちきれるようにならないとなかなか上位には入っていけないだろうなと思う。とはいえ、こんな展開でも勝利できなかった去年までと比べると、全然ましだな。ようやくFW陣にゴールが生まれたし、徳さんは得点ランクトップタイだしね。