撃破〜J2第3節徳島vs千葉

今季初観戦。ホームでの開幕戦、アウェイでの北九州戦を2連勝で終え、新戦力が上手くマッチして好調を維持している中、昇格争いの中心と目されている千葉との対戦。プレビューなどはこちら。

スターターはGK日野、DF平島、三木、ペ、輪湖、MF濱田、青山、倉貫、柿谷、FW津田、平繁。開幕から全くいじらず3戦目を迎える。昨年のレギュラーは5人。4-4-2のシステムで倉貫は去年までのセントラルから右サイドハーフへ。対する千葉は、元日本代表の巻、佐藤勇人坂本隊長、茶野、深井に今シーズンから加わった山口など、そうそうたるメンバー。しかしそんなチームに臆することなく前半から躍動する徳島。いきなりロングボールを受けた津田の突破からチャンスをつかみ、ファーストシュートは徳島。千葉もさすがのパスワークを披露し、深井の突破からビッグチャンスを迎えるも日野がセーブ。そして15分、濱田のスルーパスに抜け出した津田がシュート、はじいたところに倉貫、柿谷、平繁の3人がつめ、混戦から平繁が押し込み先制する。その後も徳島がペースをつかみ、前半は1-0で終了。
後半も両チームメンバー交代はなし。54分、奪われたボールを平島のプレスで奪い返し、パスを受けた平繁がDFの裏に浮き球。これに反応した津田がGKより早くボールに触り、そのままゴールイン。津田はゴール裏にそのまま走って阿波踊りのパフォーマンス!直後のチャンスでは、右サイドの平島がドリブルでペナルティエリアに切り込むと、深井が足を引っかけてペナルティの判定。このPKを柿谷が豪快に決め、3-0と大きくリードすることになった。千葉はこの2失点に絡んだ深井を下げ、ガンバから移籍の倉田を投入し、これまで掛けていたゴールに向かう推進力が増す。また、徳島ゴールに近いスローインではマークミリガンのロングスローが驚異。まるでストークシティのMFデラップみたい…。そして81分、そのロングスローからペ・スンジンオウンゴールで千葉が1点を返す。その後も千葉が攻勢を強め、アディショナルタイムは5分と長かったが徳島が守りきり、クラブ初の3連勝を開幕からの連勝で決めた。
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某党首のエントリを読んでビビっていたのだけれど杞憂に終わる。ていうか、千葉の自滅かな。強風の影響もあったけれど、昇格候補とは思えない試合っぷり。ゴールに向かう強さが全く感じられず。一方の徳島は効果的なプレスからのショートカウンターという武器で見事に相手をはめた、してやったりの試合だった。FWの津田と平繁のコンビは関口、ワグネル、レェ以来(笑)の破壊力満点ツートップだな。特に津田と倉貫は、アレックスが上がった後の右サイドのスペースを使う効果的な攻めができていた。髭監督のスカウティングも今のところはずれ無し。次は同じ3連勝同士の横浜FC戦。難敵の岸野監督に一泡吹かせてもらいたいw