弛緩〜J2第9節徳島vs岡山

今季2戦目のJ2観戦は個人的にふるさとダービーであるファジアーノ岡山戦。プレビューはこちら。

徳島のスターターはGK上野、DF平島、ぺ、三木、輪湖、MF濱田、六車、島田、倉貫、FW平繁、佐藤。倉貫が復帰し、ツートップは佐藤。けがから復帰の津田は今節もベンチスタート。強風の中、試合は序盤から徳島ペース。平繁が鋭い突破で岡山DFを切り裂く。13分、相手ボールを奪った六車が中央の平繁にパス、ドリブルで裏に抜けた平繁がそのままシュートを決めて、あっさりと徳島先制。さらに直後の17分には佐藤の突破が相手GKのファウルを誘いPKを奪う。これで楽勝かと思いきや、平繁がPK失敗。結局これが試合の流れを決定づけたわけだが。ボールを前に運べない岡山に対し、ポゼッションで大きく上回る徳島。徐々にだれた雰囲気が漂い始める。そして42分、岡山のカウンターから澤口に決められ同点とされ、前半終了。
後半スタートから佐藤に代えて津田を投入。55分には津田とのワンツーから抜け出した島田がサイドをえぐり、グラウンダーのクロスに津田がきっちりとあわせ、待望の追加点。ここまでもあっさりと追加点が取れたことがさらにふわふわした雰囲気を作り出す。そして60分の岡山のCK、ゴール前の混戦から岸田に決められ再度追いつかれる。再度突き放すべく、徳重、柿谷を投入するも、83分にロングボールをヘッドで繋がれ、臼井に逆転のゴールを許し、万事休す。試合を圧倒的に支配しながら敗れるという、今までの徳島にはあまり無いパターンでの敗戦となった。

前節の0-2からの逆転、楽勝ムード、強風など、集中を欠くための要素は一通り揃っていたわけだけれども。1点目、2点目ともにファーサイドへのクロスを折り返されての失点は、マークをつかみ切れていない証拠。まだまだ弱い徳島、ちゃんとサッカーしましょう。