メンタルの成長〜J2第21節徳島vs東京V

ちょっと出遅れて前半途中から観戦。とりあえずプレビューはこちら。

好調の東京ヴェルディを迎えた今節、スターターはGKオ・スンフン、DF島村、エリゼウ、三木、西島、MF濱田、倉貫、衛藤、FW柿谷、津田、佐藤。前半は東京Vの中盤からの切れ味鋭いパス交換からの展開について行けていない感じ。そして迎えた17分、菊岡の少しアウトにかけたCKはまっすぐにGKに向かっていく。逆をつかれたスンフンがファンブルし、そのままゴールにこぼれ、東京Vが先制。そして22分、菊岡のFKがゴール前へ。クリアしようとしたFW佐藤のオウンゴールとなり、わずか5分の間に2点先行されてしまう。いずれもミスからの失点だが、菊岡のキックの精度は抜群で、彼一人にやられた感がある。前半はそのまま0-2で折り返し。
ハーフタイムにMF倉貫に代えて、チーム合流したばかりのMF斎藤を投入。アンカーの位置に斎藤が入ることで、両サイドバックが高い位置を取るようになり、徳島が反撃を開始。斎藤は時折最終ラインに入り、3バックのような形でチーム全体の押し上げをはかる。60分には佐藤に代えてドウグラス、36分には濱田に代えて徳重を投入するも、時間はどんどん進み、そろそろ席を立とうかと思い迎えた87分、徳重のCKに合わせた西島のシュートがクロスバーをたたき、跳ね返りをエリゼウが頭で押し込んでようやく1点を返すと、スタジアム全体が押せ押せムードに。さらに押し込む徳島はアディショナルタイム、セットプレーから柿谷、三木とつなぎ、ゴール前で徳重がオーバーヘッド気味に折り返したボールを津田が頭で決め、終了間際に同点に追いついた。そしてタイムアップ。
レポート、試合詳細などはこちら。

ミスから先行されるいやな流れにもかかわらず、しっかりと押し込んで同点に追いつくことができたことは、チームとしての成長を感じる。チームを後押ししたスタジアムの雰囲気も非常によかった。今年、ひょっとしたらひょっとするかもなと初めて感じられた試合でした。