納得の敗戦、しかし…〜J2第11節徳島vs福岡

今節も強豪と対戦が続くヴォルティス。先発はGK島津、DF河野、西河、挽地、青葉、MF丹羽、アンドレ、岡本、クレベルソン、FW小山、羽地。公式記録とは少し異なるが、いつも通り挽地が右SB、クレベルソンは左MF、小山はセカンドストライカーの位置に。
J's GOALのプレビュー、徳島新聞の直前記事はこちら。

開始直後は静かな立ち上がり。両チームとも慎重なゲーム運び。が、徐々に徳島がチャンスを掴み始める。アンドレ、羽地のシュートやクレベルソンの突破など、以前よりも攻撃に切れ味が出てきた感じだ。前回から楽しみになってきた岡本のFKなどもあり。しかし福岡も前半中盤から試合を支配し始める。CFのリンコンを中心に右ウィングの田中、左サイドの山形兄、トップ下のアレックスが絡み、布部と久藤のベテランコンビによるゲームコントロールは非常にバランスがいい。30分過ぎには決定的なチャンスを何度か掴むものの、島津のファインセーブもあり得点できない。審判の判定が若干徳島寄り、っつーかうまくゲームコントロールできてない感じで福岡の選手がちょっといらついている。その当たりをうまく突ければよかったんだけれど。40分過ぎには相手コーナーキックのこぼれを奪い、クレベルソンがドリブルで独走、これをアンドレが受けてGKと1対1になったが中途半端なシュートがゴール左に外れる。とほほ。このまま前半が終わるかと思われた45分、徳島ペナルティエリア内でアレックスが倒されPKの判定。うーん、ちょっとかわいそうな判定だったような。これまでのイエローカードとのバランスを取った?しかしこのPKを島津が見事にとめ、前半は0-0。まるで勝ったかのような盛り上がりだったね。
後半も引き続き徳島は粘り強い守備で福岡の攻撃を跳ね返す。丹羽はアレックスにマンマーク気味。しかし福岡は右ウィングの田中が鋭い突破で何度もチャレンジ。クリアしたボールはことごとく拾われ、徐々に足が止まりはじめ、ペースは完全に福岡。38分福岡が先に動き、MF山形に代えてFW林を投入。そしてその3分後、丹羽のミスを拾われ右サイドを突破され、久永のクロスにフリーで待ちかまえていたリンコンがヘディングシュート。島津が反応するもこぼれたところをリンコンに決められついに失点。後半ロスタイム、CKのこぼれを拾った丹羽のシュートは無情にもクロスバーを叩き、試合終了。
レポート、試合詳細、ブログはこちら。

福岡はやはり強かった。チームのバランスもよく、攻撃も鋭い。ディフェンスが少し弱いかなと思うけど昇格候補の上位ランクかなという印象。対する徳島も、前節の勝利で自信を深めたのか、勇気ある守りと島津の好セーブで残り5分まで0-0というのは納得できる結果。ただホームゲームなのでゴールが欲しい。攻撃面ではやはり判断の遅さが気になる。特にアンドレの微妙なゲームコントロールは見ていてストレスがたまるよ。布部か久藤が徳島にいてくれたらなーと思ってしまった。とほほ。